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院展

こんにちは。田口司法事務所です。

先日、毎年楽しみにしている「春の院展」を観に行ってきました。
今年も、素朴な日常を描いたものから幻想的な風景を描いたものまで、様々な作品に心を癒されました。
作品の世界に吸い込まれ、まるで作品の世界に自分が身を置いているかのような気分になり、時間を忘れて見入ってしまいました。

同じ芸術でも絵画と音楽との違いは、絵画の場合、私と作品との間にまったく介在するものがないということでしょうか。
音楽の場合は、たとえばモーツァルトの自筆譜を眺めていても、そこから音は出てきません。演奏者を介して私たちはモーツァルトの音楽を聴くことができるにすぎないのです(それだけ演奏家の存在が重要になるのですが)。
しかし、絵画の場合は、私と作者を隔てるものはなく、直に作者の筆のタッチを観ることができるのです。これは凄いことだと思いませんか?
セザンヌやピカソがおいた一筆一筆、調合した絵具を直接観ることができるのですよ!

今朝の目覚めの音楽。
Velvet Underground(アメリカのバンド)の『Velvet Underground & Nico』。
A.ウォーホルが描いたバナナのジャケットデザインでも有名な作品です。
ただ、1曲目が ♪Sunday Morning ~ と始まるんですけどね。

 

(佐々木 大輔)