リオオリンピック

いよいよ始まったリオデジャネイロオリンピック。
開催すら危ぶまれたオリンピックでしたが、いざ始まってみると連日の熱戦に夢中。
日本も16日朝の時点でメダル数が金7個、銀4個、銅16個と大健闘しています。

柔道男子は史上初めて全階級メダルの快挙を達成し、卓球シングルスは男子の水谷選手が日本勢初のメダルを獲得しました。卓球は男子団体も銀メダル以上が確定しています。
錦織選手が96年振りのメダルを獲得したテニス男子シングルスも素晴らしかったですね。
そしてなんといっても体操の内村選手。アテネオリンピックの「栄光への架け橋」から12年、悲願の団体金メダルを獲得、その後の個人総合でも集中力を切らさず大逆転の金メダル劇は圧巻でした。

テレビの前で応援する私個人の気持ちとしては、選手の皆さんが力を出し切った結果であれば、メダルの色は(もっと言えばメダル自体も)関係ないと思っています。
もっとも、一番いい色のメダルを目指して誰よりも努力したけれど、結果的にメダルに手が届かなかった選手に対して、「メダルよりも頑張ったことに価値がある」と言うことは、その選手の努力を否定することにもなりかねません。
それでも、実際にオリンピックに出場しているわけではなく関係者でもない、ただ応援するだけの私は、出場した選手が個々の目標達成を目指して力を出し切り、頑張る姿に胸を熱くするのです。
そうは言うものの、やはり応援している選手には何としても勝ってもらいたいですし、メダルを取ってほしいですから、思わず応援にも力が入り、はからずも次の日筋肉痛になってしまうのですが。

後半戦も4連覇のかかるレスリング女子など、まだまだ目が離せない楽しみな競技が続きます。
選手の皆さんの活躍に期待しましょう。

スポーツの話題でもうひとつ。
元横綱千代の富士の九重親方が、7月31日に亡くなりました。
私は千代の富士の大ファンでしたので、「あの強くてかっこよかった千代の富士でも病には敵わなかったのか・・・」と本当に残念でなりません。
訃報に接して私が思い出すのは、引退を決意することとなった貴花田(現貴乃花親方)との取組や、53連勝で止まった大乃国(現芝田山親方)との取組など、横綱が負けた一番ばかりというのも不思議なものですが、勝つことが当たり前で負けることが珍しかった大横綱ならではの思い出かな、とも思います。
ご冥福をお祈りします。

 

今朝のお供、
SMAPの曲「夜空ノムコウ」。
僕らにとっての、あの頃の未来。
過ぎていく毎日の中で、励ますように口ずさめば、少しだけ僕を強くする。

(佐々木 大輔)