ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が開幕しましたね。
私自身ラグビー経験はありませんが、祖父がラグビーをやっていたため、ラグビーには小さい頃から親しみを感じていました。
先の3連休にはテレビでじっくりと世界最高峰の試合を観戦することができ、改めてラグビーの面白さ凄さを知りました。残念ながら私はルールをしっかり把握しているわけではありませんので、テレビの解説に助けてもらいながら観戦しています。
そして今回のW杯で知ったのですが、ラグビーの観客席は応援席が分かれておらず、両国のファンが隣同士の席でそれぞれのチームを応援するんですね。いわゆるフーリガンのいない紳士のスポーツを象徴する光景といえるでしょう。
さて、日本は、4年前の前回大会での南アフリカを破った「ブライトンの奇跡」に続き、今回も優勝候補の一角であるアイルランドに逆転勝ちをおさめ、2大会連続のジャイアント・キリング(大番狂わせ)。
ラグビーは極めて番狂わせの少ないスポーツと言われていますが、2大会連続でのジャイアント・キリングは、実況にもあったように「もう奇跡とは言わせない」だけの努力が実った結果であると思います。
試合終了直後のインタビューで、「周りが何と思おうと勝てると信じてそのための努力をしてきた」、「喜びに浸るのは一晩だけ」と、選手の皆さんは勝利の興奮冷めやらぬ中にありながら、極めて冷静に次を見据えていることが印象的でした。
W杯は11月2日まで続きます。前回大会で南アフリカを破った後、選手が口をそろえて言った「ラグビーに奇跡はない。必然の勝利だ」という言葉のとおり、1試合でも多く日本代表の必然の勝利を楽しめるように私も応援します。
今朝のお供、
BON JOVI(アメリカのバンド)の『BON JOVI』。
(佐々木 大輔)
約40年ぶりに民法(相続法)が改正されました。残された配偶者の生活を保護するために「配偶者居住権」という新たな権利が創設されるなど、相続に関する規律が大きく変わります。
なお、今回の改正法は、自筆証書遺言の方式の緩和に関する部分は平成31年1月13日、配偶者居住権の新設等は令和2年4月1日に施行されるなど一部例外はありますが、大部分は今年(令和元年)7月1日に施行されました。
主な改正点として、「遺産分割前の預貯金の仮払い制度」、「遺留分制度に関する見直し」、「相続の効力等に関する見直し」、「特別の寄与分規定」などが挙げられます。
詳細は、当事務所のホームページをご覧ください。
http://www.taguchi-shihou.com/works/02-01.html
現時点において、改正法が社会にどのような影響を与えるのかは未だ不明ですが、当事務所としましては、皆様に最新の情報を提供できるよう態勢を整える所存です。
秋田市も梅雨が明け、いよいよ暑い夏がやってきます。
暑いのが苦手な私は、毎年、ひと夏をどう乗り切ろうかと梅干を食べながら思案するのですが、一服の清涼剤となるのがメンデルスゾーン作曲の劇付随音楽『真夏の夜の夢』(op.61)です。
あまりにもひねりのない選曲に自分でもあきれてしまうのですが、メンデルスゾーンらしい明るく爽やかな旋律にあふれた『真夏の夜の夢』を聴くと、蒸し暑い夜にも涼風を感じることができます。
ご存じのとおり『真夏の夜の夢』は、シェイクスピアの同名戯曲をもとに作曲された音楽です。細かいことをいうと、メンデルスゾーンは同名の『序曲』(op.21)を17歳の時に作曲しており、後年、『真夏の夜の夢』の上演に付随する音楽の依頼を受けて作曲したものが、有名な「結婚行進曲」を含む劇付随音楽版(op.61)です。
劇付随音楽として全曲演奏される際は、冒頭に『序曲』(op.21)が演奏されることがほとんどですので、通常は序曲(op.21)と劇付随音楽(op.61)とをあわせてひとつの『真夏の夜の夢』として聴かれています。
ところで、近年、『真夏の夜の夢』というタイトルは、『夏の夜の夢』と称されるようになりました。シェイクスピアの原題は『Midsummer ~』ですから「真夏」でいいのではとも思うのですが、劇の舞台が五月祭の前夜4月30日のことであるので、さすがに「真夏」の訳は適さないのではないかとの議論が起こり、舞台背景を考慮して『夏の夜の夢』と訳されるようになりました。一方、坪内逍遥以来使用されてきた『真夏の夜の夢』のタイトルについて、「(舞台背景は別として)真夏は恋の狂熱を示唆する名訳」との評価もあります。
専門外の私としては、『真夏の夜の夢』の方に馴染みがあり、「真夏」は「恋の狂熱」のメタファーとの解釈が成り立つのであれば、とりあえず「真夏」推しでいきたいと思います(そもそも五月祭なら「真夏」どころか「夏」ですらないんじゃないの?という疑問も)。
閑話休題。
『真夏の夜の夢』を題材にした音楽はほかにもたくさんありますが、私にとってメンデルスゾーンの同曲よりも思い入れがあるのは、ヘンリー・パーセル作曲の『妖精の女王』です。私が初めてオーケストラで演奏した楽曲で、その時は『真夏の夜の夢』というタイトルでプログラムに載りました。当時はまだインターネットも普及していない時代でしたので、パーセルの『真夏の夜の夢』のCDをなかなか発見できず、苦労したことを覚えています(パーセルの同曲はメンデルスゾーンに比べてはるかに知名度が低い)。十数年前、インターネットで検索し、パーセルの同曲は『妖精の女王』と呼ばれる方が一般的であることを知り、やっとのことで同曲のCDやレコードを入手することができました。
インターネットは本当に便利ですね。
また話がそれてしまいましたが、言いたかったのは、夏が苦手な私でも夏の音楽は大好きであるということ。
ポップス音楽やロック音楽にも夏の名曲はたくさんあり、それこそ紙幅に限りがなければ、大好きな夏歌を1曲ずつ、くどいくらいにアナリーゼ(楽曲分析)してみたいと思ったりもしますが・・・。
あれ?どうやら誰も望んでいないようなので自粛いたします。
今朝のお供、
KISS(アメリカのバンド)の『KISS』。
KISS最後の来日公演決定。「DEUCE」という曲が好き。夏歌とはまったく関係ありませんが。
(佐々木 大輔)