2月6日(日本時間7日)、アメリカンフットボールのチャンピオン決定戦であるスーパーボウルが行われました。私は全くの素人で、アメフトのルールもあまり分からないのですが、ハーフタイムショーを目当てに毎年観てしまいます。豪華なミュージシャンが出演することでも知られているハーフタイムショー、今年はBLACK EYEDPEAS(アメリカのグループ)がパフォーマンスを披露しました。
そんなハーフタイムショーについて、先日、SPINNERという海外の音楽サイトが、「史上最高のハーフタイムショー」と題してトップ10を選出していました。
「きっと1位はU2かマイケル・ジャクソンだろうな」と思いながら結果を見ると、やはり1位は2002年のU2(ちなみに、マイケルは2位)。
02年といえば、前年にN.Y.の9.11テロが起こり、アメリカ最大のスポーツの祭典であるスーパーボウルもテロの標的になるのではないかとの危惧から、開催が危ぶまれた年でもありました(そのような年のアクトがU2というのも凄いブッキングですが)。
内容はというと、彼らが代表曲の「WHERE THE STREETS HAVE NO NAME(約束の地)」を演奏するその後ろで、テロ犠牲者全員の名前を次々と映し出すスクリーンが、天へと昇るように上空へ伸びていくという演出がされた、犠牲者追悼のステージでした。
「肌の色や国籍で判断されることがないような、ストリートに名前が無くて、誰もが平等でいられる場所で再び会おう。我々ならできる」という力強いメッセージを振り絞るような歌声に乗せて、ヴォーカルのボノがハート型のステージを疾走します。
途中、胸の前にハートマークを作ると、温かい声で「それを可能にするのは愛なんだ」と訴えかけます。
そして曲のエンディング、世界中に中継しているTVカメラに向かって、ボノが、着ていたジャケットをパッと開くと、なんとそこには縫い付けられた星条旗が!
スタジアムの熱狂は爆発。
テレビの前の私も、友人と一緒に思わず絶叫。
彼らのまっすぐな信念が、当時のアメリカ人にとってどれだけの希望と力を与えたことでしょう。
後日、私は、ジャケットを広げた写真が表紙を飾った『TIME』誌を買い、今でも大切に保管してあります。
今朝のお供、
The Beatlesの曲「ALL YOU NEED IS LOVE」。
今日はバレンタインデーですね。
(佐々木 大輔)
もうすぐクリスマスですね!
クリスマスソングとイルミネーションに彩られた街を歩いていると、自然に気持ちが明るくなります。
子供の頃の我が家では、クリスマスの定番といえば、ツリーに飾りつけをして、サンタさんにお手紙を書いて、クリスマスのレコードを聴くことでした。レコードはクリスマスが近づくと毎日かかっていました。そりに乗った可愛らしいサンタさんの絵が盤面に描かれているレコードで、今でもその盤面を見ているだけで、サンタさんを待ちわびた子供の頃の気持ちになります。
「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」「もろびとこぞりて」「もみの木」「ママがサンタにキスをした」・・・
今年も我が家で流れています。
ケーキも。私はあまり甘いものは食べないのですが、それでもお店のショーケースに並ぶクリスマスケーキを見ていると、その美しさに思わず手が伸びてしまいます。職人さんのアイディアと心が輝く芸術品のようで、食べてしまうのが勿体ないくらい。
大人になってからのクリスマスにはシャンパンがつきものになりましたが、子供の頃はシャンメリーという炭酸飲料を飲んで、ちょっとだけ大人気分に浸っていたのも懐かしい思い出です。
クリスマスの予定はお決まりですか?みなさん、素敵な時間をお過ごしください。
クリスマスに観たくなる映画、『ラブ・アクチュアリー』。
愛にはさまざまな形があるもの。ほろ苦かったり、笑えたり、涙が出たり。
観終わった後には幸せな気持ちになりますよ。
(佐々木 大輔)
こんにちは。田口司法事務所です。
本日のブログタイトルは、サガンの小説から拝借しました。
「ブラームスはお好き?」と聞かれるまでもなく、私は大好きです!
特に冬の足音が近づくこの時期は、無性に聴きたくなります。
昨日はアマデウス四重奏団によるブラームスの弦楽四重奏曲を、レコードで聴くことにしました。
まずはレコードの盤面を丁寧に拭き、静電気を取り除いたら、心をこめて静かに針を落とします(この表現、死語!?)。
CDどころか、親指一本でクリクリっと操作できるデジタルオーディオプレイヤーが全盛の現代において、レコードというのはなんとも手間のかかる代物です。
しかし、レコードにしかない懐かしい味わいや音の温もりを感じることができるのも事実。両親が集めていたものを含め、私は今でもレコードを大切に保管しています。
アマデウス四重奏団の演奏は、4つの楽器によるものとは思われないほど重厚な響きを楽しめますが、それにしても、やっぱり渋い。
このような演奏には、深煎りのマンデリンコーヒーがよく合うのではないでしょうか。
心もオーディオも温まったところで、次は交響曲第3番。
ラックの前に立ってどの演奏で聴こうかと悩み、ふと窓の外を見ると、空は高く澄み切った青空。そこで取り出したのは、アバド指揮ドレスデン国立管弦楽団のレコードです。颯爽としたテンポによる演奏は、寒さで思わず丸くなりがちな背中もシャキッとさせてくれます。
ちなみに、交響曲第3番の第3楽章は、小説『ブラームスはお好き』を原作とした映画『さよならをもう一度』の中で使用され、一般にも知られる曲となりました。
今朝のお供、
サカナクション(日本のバンド)の曲「アルクアラウンド」と、RADWINPS(日本のバンド)の曲「有心論」をリピートで。
若くてユニークな才能に、いつまでも敏感でありたいものです。
(佐々木 大輔)