やりたいことはたくさんあれど

本年もよろしくお願いいたします。

今年は元日に能登半島地震が発生し、翌2日には羽田空港で飛行機事故が発生しました。
昨年、水害に見舞われた秋田市。今年こそは平穏な1年でありますようにと願った矢先の災害でした。
地震発生から1か月。未だ不自由な生活を送られている方々が大勢いらっしゃいます。
被災された方々には心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

さて、今年も私は読書と映画を中心に据えつつ、できる限り演奏会に足を運びたいと思っています。今年は県外の演奏会にも行けるといいな。

年が明けてから演奏会にはすでに2回ほど行きましたが、読書はまだ1冊のみ(昨年のブログによると1月は9冊読んでいました)。

ほかにもいくつか始めたいと思っていることがあるのですが、それはおいおいお伝えできればと思います。

すみません。昨年来、ありがたいことに業務のご依頼を多数いただいており、スケジュールが立て込んでおりますので、今月のブログはこの辺で。


今朝のお供、

R.E.M.(アメリカのバンド)の『Automatic for the People』。

                              (司法書士 佐々木 大輔)

もういくつ寝ると

今年も早かった。
3月くらいからあっという間。気づいたらもう年末という感じです。
年齢を分母、1年を分子として「〇分の1」と見れば、毎年分母が大きくなるので1年が早く感じられるのではないか、ということを何年か前に当ブログで書いた気がしますが、それにしても今年は早すぎやしないか。
分母が大きくなりすぎたのかな。

なんて、年寄りじみた話はこのくらいにしてさっそくですが、今年1月の当ブログでお約束したとおり、今年読んだ本の冊数を発表いたします。

(ドラムロール………ジャン!)

80冊でした。
残念ながら目標の100冊には届きませんでした。
あと1週間残っているので、最後まで少しでも目標に近づけるよう頑張ります。

その代わり今年は映画を観ました。
4月頃からアマゾンプライムビデオを利用し始めたので、4月から11月までのカウントになりますが(12月はまだ1本も観られていない)、今年は57本。
近年ほとんど映画を観ることが無かった私にとってはなかなかの本数。
(映画を観た時間を読書に当てていれば100冊を読破でき・・・ごにょごにょ)
映画館にも何度か行きましたし。
念願のポップコーンにコーラを飲みながらの鑑賞も叶いました。

それから演奏会にも行きました。
今年初めて行ったミルハスの大ホール、見目麗しく音響の良いホールです。
弦がとても柔らかく聴こえます。
気になるとすればトランペットの音が少しきつく感じる場合があること。
これはホールのエージングとともに解消されるものであればいいなと思います。

このように、今年は文化的にとても充実した生活を送ることができました。
これにスポーツが加われば、来年はさらに良い1年になるでしょう。

最後になりますが、来年は悲しい別れが多くないことを祈ります。
これまでの私を支えてくれた人、素敵な音楽を届けてくれた人、誰より深い愛情を注いでくれたあなた、すべての人にありがとう。
そして安らかに。


今朝のお供、

桑田佳祐&松任谷由実の曲「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)2023」。

今年の想い出にすべて君がいる。今年の出来事がすべて好きになる。

                              (司法書士 佐々木 大輔)

ハーゲン弦楽四重奏団

先日、ハーゲン弦楽四重奏団(ハーゲンSQ)の演奏会を聴きに、久しぶりにアトリオン音楽ホールに行ってきました。
リニューアルされてからは初めてのアトリオン。
中高生時代はアマチュアオーケストラの団員として舞台にもよく乗ったアトリオンのステージですが、改めて客席から眺めると記憶よりもコンパクト。
自然とミルハス大ホールと比べてしまいますが(本来比べるべきは中ホールですが、まだ中ホールで演奏会を聴いたことがないものですから)、室内楽専用ホールとしてはちょうどよいサイズといえるでしょう。

室内楽の中でもとりわけ弦楽四重奏曲というのは、かなり地味でとっつきにくいと言われ、クラシックファンの中でも(歌曲と並んで)敬遠されがちなジャンルですが、私はわりと好きで聴いています。
今回の演奏者であるハーゲンSQは、世界最高峰の弦楽四重奏団のひとつに数えられ、私もファンで20代の頃からCDを通して親しんできました。
そのハーゲンSQを秋田で聴くことができるというのであれば、行かない理由はありません。
私が聴き始めた頃は、まだ若手の演奏家というイメージでしたが、今ではすっかりベテラン。
40年超のキャリアの中で、第2ヴァイオリン奏者のみ交代しているものの、他の3人はオリジナルメンバーのまま。
そもそもハーゲン家の兄弟姉妹で結成した四重奏団ですから息もぴったり。
さらにヴィオラのヴェロニカ、チェロのクレメンスは、ソリストとしても世界中で活躍しています。

演奏会のプログラムは、前半がベートーヴェンの弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」とモーツァルトの弦楽四重奏曲第14番、後半はピアニストに藤田真央さんを迎えたシューマンのピアノ五重奏曲という私の好きな3曲がそろい踏み。
その名のとおり厳粛で緊張感に満ちたベートーヴェン。
それに続くモーツァルト、第1楽章冒頭から大胆なメリハリをつけた表情のなんとロマンティックなこと。
私は当のハーゲンSQが90年代を中心に録音した弦楽四重奏曲全集を愛聴しておりますが、演奏会での演奏は録音のそれとはまったく異なるもの。
後半のシューマンでは、藤田さんの素晴らしいピアノに呼応するようにハーゲンSQも熱を帯びていきますが、響きにはどこまでも品がありました。
親子以上の年齢差がある若きピアニストを見つめるハーゲンSQの眼差しも温かい。

生で聴く演奏は良いものです。
特にコロナ禍以降、音楽は専らCDやレコードで聴くばかりでしたので(聴く手段が配信ではなくフィジカルなところがなんともアナログな私)、演奏者の息遣い、ホールに響く柔らかい音色、どれもが耳への最高のご褒美。
耳が贅沢を覚えすぎて困っちゃうな。
ええい、こうなったらどこまでも肥えてしまえばいいのだ。
これでいいのだ。
これがいいのだ。


今朝のお供、

The Rolling Stonesの『Hackney Diamonds』。

ミック・ジャガーは80歳になっても踊ってる。名作!

                              (司法書士 佐々木 大輔)