感謝

今年も残すところあと半月程となりました。
少し早いですが、今年最後のブログです。

今年も多くの方々のお世話になりました。ありがとうございます。
多くのご縁の中で、嬉しいサプライズとして、リトルリーグ時代の旧友との再会もありました。

「ブログ、読んでますよ」と声をかけていただくことが本当に多くなり、嬉しさと恥ずかしさと感謝でいっぱいです。
毎回ブログの最後に、私が日ごろ気に入って聴いている音楽を載せていますが、会う度「佐々木君は○○も聴くんだ」と話しかけてくださる方もいらっしゃいます。

来年は私も(何度目かの)年男です。
来年も皆様に可愛がっていただけるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

今朝のお供、
さだまさしの曲「遥かなるクリスマス」。
ファンの方には怒られるかもしれませんが、私はこの曲から強烈な「ロック」を感じます。
クリスマス。愛の言葉の前に、この曲に込められたメッセージに思いを馳せることも大切かもしれません。

(佐々木 大輔)

耳へのご褒美

今回は、最近聴いて感銘を受けた1枚のCDを紹介します。
レーピンのヴァイオリン演奏によるヤナーチェク、グリーグ、そして有名なフランクのソナタを収めた1枚です。

ロシア人のレーピンは、ベルギーで開催された1989年エリザベート王妃国際音楽コンクールの優勝者(第2位は諏訪内晶子)。
諏訪内氏の著書『ヴァイオリンと翔る』によると、この時のレーピンは、ソ連の威信をかけ、国から「優勝を義務付けられて」西側のコンクールに送りこまれた出場者だったとのことで、本国から派遣された通訳、教師、ピアニスト、さらには秘密警察なども同行していたそうです(一説には彼の亡命を阻止する目的もあったとか)。
そして、コンクール会場へ向かう道中も、本国が用意した専属運転手付きリムジンの後部座席で、大きな体をかがめながら必死の形相でヴァイオリン(これも本国から貸与された故オイストラフ愛用の名器!)を練習していたレーピンの姿は、諏訪内氏に忘れられないほどの衝撃を与えました。
ちなみに、諏訪内氏がジュリアード音楽院でヴァイオリンを学ぶとともに、コロンビア大学で政治思想史を専攻した理由のひとつは、レーピンに見たソ連という国のあり方にあったとのことです。

閑話休題。
このCDに聴くことができるレーピンの演奏は、国の威信と国民の期待を一身に背負わされた少年が、そのプレッシャーにつぶされることなく演奏家として鍛錬を重ね、不惑にして揺るぎない大家への道を歩み始めたことを確信させる名演でした。

もうひとつ音楽の話題を。
先月、イヤタカ・ヴァレリアーノで、コース料理を楽しみながら、メゾ・ソプラノ歌手唐澤まゆ子さんとピアニスト飯野明日香さんのデュオ・リサイタルを聴くことができました。飯野さんは、私がシーガルクラブでお世話になっている税理士長谷部光重先生の姪御さんです。
フランス作品を中心とした、まるでヨーロッパを巡る旅行のような素晴らしいプログラムの中、唐澤さんは、ケルビーノのアリア(『フィガロの結婚』)では恋い焦がれる思春期の少年を、カルメンのアリアでは情熱的で妖艶な女性を演じて会場を魅了した後、小林秀雄作曲の「落葉松」をしっとりと歌い、格別に美しい余韻を残しました。

飯野さんのピアノを聴くのは2年振りで、前回、リストの作品を中心としたプログラムを聴いた折、彼女のたおやかでありながら凜とした演奏から、「飯野さんの弾くベートーヴェンとウェーベルンの作品を聴いてみたい」と思わされたものですが、今回念願のベートーヴェンを聴くことができたことは望外の喜びでした。

 

今朝のお供、
エミネム(アメリカのミュージシャン)の『The Marshall Mathers LP2』。
私が思う彼の最高傑作『The Marshall Mathers LP』の続編としてリリースされた最新作!

(佐々木 大輔)

講演会

昨日、キャッスルホテルで開催された「工藤胃腸内科クリニック開設5周年記念講演会」に参加してきました。
クリニック特別顧問である昭和大学医学部教授工藤進英先生と、順天堂大学医学部教授天野篤先生による講演です。
ご存知のとおり、工藤先生は、陥凹型大腸がんを発見し、その後の膨大な症例の研究によってその存在を世界に認めさせた世界的権威であり、天野先生は、心臓の動きを止めずに心臓手術を行う「神の手」を持ち、近年、天皇陛下の心臓手術の執刀医を務められたことでも有名な先生です。

工藤先生からはかなりきわどい話(?)も飛び出しましたが、両先生とも、専門的な話を分かりやすく説明してくださいました。

その他、医療分野以外に敷衍できる含蓄のあるお話も。
工藤先生は、既存の知識や経験のみで判断してはいけないことを、サン=テグジュペリの言葉を引用し、「心で見ないと分からない(本質は目では見えない)」と説かれ、新しい知識を消化できる人が真のリーダーであると力説されていました。
天野先生も、自分の経験(personal evidence)のみではなく、グローバル・エヴィデンス(global evidence)についても説明できることの重要さを説かれていました。
また、「患者さんに家族とともに健康を謳歌してもらう」ため、患者さんにはもちろんのこと、家族に対しても説明義務を果たし、しっかりと家族の方々をもサポートできる態勢を整えておく必要性を強調されていました。

さらに、工藤先生は内視鏡検査を、天野先生は手術を、いかに迅速に行うかについての努力を惜しみません。それは、単なる数字上の記録への挑戦ではなく、患者さんの負担を最小限にするための徹底した献身です。
最後に天野先生がお話しされた医師道についてのこと、そして「手控えた医療が良い結果をもたらすことはない」という妥協のない情熱が、強く心に残りました。

今朝のお供、
The Beatlesの『Magical Mystery Tour』。
ポール・マッカートニー11年振りの来日中!

(佐々木 大輔)