平山郁夫

先週、少し涼しくなってきたかな、と思っていたら、この連休はまたしても30度を超える暑さ。秋はいつやってくるのでしょうか。
それでも、週間天気予報によると、彼岸の入りを境に、気温はぐっと秋めくようです。暑さ寒さも彼岸まで。あと少しの辛抱です。

夏もようやく終わりとなりそうですが、皆さんは過ぎゆく夏にやり残したことはありませんか?
私は、フェルメール展(炎天下の2時間待ちで、しかもゆっくり鑑賞できないとなると・・・)も、行きたかったライヴ(チケットが取れなかった・・・)も、結局行けずに終わってしまいました。
しかし、横手市の県立近代美術館で開かれている平山郁夫展は、まだチャンスがありそうです。本来であれば、ブログには行った感想を書くべきなのでしょうけど、また「暑い」ことを理由に行かずに終わりそうなので、ここはひとつ有言実行を目指して、行くことを宣言しておきます。

平山郁夫は、皆さんもご存知のとおり、3年前に亡くなった日本画壇を代表する画家です。「文化遺産を守ることは平和への道に通じる」との信念のもと、文化遺産の保護にも力を注いでいました。
今回の展覧会では、平山氏が16年間かけて完成させた薬師寺の『大唐西域壁画』を、50号の日本画に縮小して描いた『大唐西域画』を観ることができます。
ちなみに、私は『月下シルクロードを行く』にみられるような平山氏の青色が好きで、砂漠の黄色との対比が、さらに青色を魅力的にしているように感じます。そういえば、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』も、ターバンの青色を衣服の黄色が引き立たせていますね(やっぱり観に行きたかった)。

平山郁夫展は今週末まで開催されていますので、私と同様ご覧になっていない方、まだ遅くはありませんよ!

 

今朝のお供、
ノラ・ジョーンズ(アメリカのミュージシャン)の『Not Too Late』。
もう少し秋が深まると、彼女のスモーキーな歌声をもっとゆったり楽しめそうです。

(佐々木 大輔)