風立ちぬ
風立ちぬ 今は秋。
今は本当に秋?
ようやく秋めいてきたなと思ったら、まだまだ残暑が厳しかったり、朝晩は寒いくらいだったり(それが秋の特徴なのかな?)。
秋はお別れの季節でもあります。
別れはひとつの旅立ちだから。
上野動物園のパンダ、リーリー(オス)とシンシン(メス)が9月28日に一般公開を終え、翌29日、生まれ故郷である中国へと返還されました。
リーリーとシンシンが来日したのは、東日本大震災発生直前の2011年2月。4月に公開されると、震災で傷ついた日本に明るい光を灯してくれました。
おっとりしていて優しい性格のリーリーは木登りが得意、まあるくふっくらしたお顔立ちの美人シンシンは食いしん坊さんです(ちなみにシンシンのお母さんも超美人)。
そんな2頭の間に2017年6月、メスのシャンシャンが誕生。愛くるしいシャンシャンと母親としての愛情をたっぷり注ぐシンシン、そしてマイペースに過ごすリーリーの日常が、毎日インターネットでもライブ配信されていました。
2021年6月にはシャオシャオとレイレイの双子が誕生。コロナ禍にあって双子を一生懸命育てるシンシンの姿に元気をもらい、私も前向きに頑張ることができました。
私自身、上野動物園のパンダ一家に直接会いに行くことはできませんでしたが、メディアやファンの方々のSNSを通じて身近に接してきましたので、とてもさみしい。
しかしリーリーもシンシンも19歳(人間でいうと60歳くらい)。返還時期は当初2026年2月とされていましたが、健康状態を考慮し、前倒しでの返還となったとのこと。
2頭に健康で過ごしてもらうためであれば仕方ありません。
13年と7か月、日本のためにたくさんの元気をくれました。
故郷でゆっくり過ごしてくださいね。
ありがとう。お幸せに。
今朝のお供、
IRON MAIDEN(イギリスのバンド)の『SOMEWHERE IN TIME』。
(司法書士 佐々木 大輔)