県南を巡る

先日、県南へとちょっと足を延ばし、酒蔵や川連漆器の工芸館、増田町(横手市)の内蔵を巡ってきました。快晴の休日ということもあり、県内外からたくさんの観光客が来ていました。

私の今回の一番の目的は、酒蔵巡り・・・ではなく、川連漆器。秋田の伝統工芸品で長く愛用できる食器が欲しかったのです。
工芸館は1階が販売コーナー、2階が歴史資料館となっております。
歴史資料館では、800年受け継がれてきた技術と半径2キロ以内の地域で職人さんたちがお互いに助け合いながら切磋琢磨してきた歴史を、展示されている道具や江戸時代以降現在に至るまでの漆器製品から知ることができました。

800年の歴史を胸に刻み、いよいよ販売コーナーへ。食器や日用品、装飾品など、川連漆器のイメージどおりの品から、伝統を守りつつ新たなデザインを取り入れた品まで、目移りするほど素敵な品が整然と陳列されています。
子供用の食器(日用品)も充実しており、幼い頃から日常的に「本物」に触れて育つことの大切さを考えさせられました。

ところで、私が何を購入したかというと、伝統的なデザインとモダンなデザインのぐい吞みやプレゼント用の品などを数点。「なんだ、やっぱり酒器か」と思われた方、悔しいけれど正解です。
帰宅後、早速巡った酒蔵のお酒を川連の酒器でいただき、心地よく酔いに包まれながら幸せな宵を過ごしました。

今朝のお供、
The Strokes(アメリカのバンド)の『Room on Fire』。

                                   (佐々木 大輔)