桜
こんにちは。田口司法事務所です。
先週はあわただしく過ぎていきましたが、何とか予定していた案件を申立てることができました。
さて、今週はどんな一週間になるのかなと思いながら、エレファントカシマシ(日本のバンド)の曲「桜の花、舞い上がる道を」が入ったiPodをポケットに、家を出ました。
ところで、桜の語源について、近年の民俗学の研究では、「さ」というのは稲の神様を表し、「くら」は居る所を表す、との説があるそうです。
つまり桜には、「稲の神様が、田植えが始まるまで居る所」という意味があるというのです。
言われてみると、たしかに、稲の苗を「早苗」(さなえ)、稲を植える頃に降る雨を「五月雨」(さみだれ)といいますね。
最近、温暖化の影響でしょうか、桜の開花時期も早くなってきました。
とすると、最近出番の早まった稲の神様は、田植えの時期までどのように時を過ごしているのだろうかと、要らぬ心配もしてしまいます。
それでも、桜は、今も変わらず多くの喜びや出会いに彩りを添えます。
学校や会社などから「サクラサク」の合格通知を受け取り、笑顔の未来へと歩むみなさん、おめでとうございます。
ちなみに、「サクラサク」の合格電報を最初に打ったのは、早稲田大学だったそうです。
あ、これは奇遇!やはり「桜」と「稲」は縁があるんですね。
一方で、桜は、別れの涙も静かに見守ります。
しかし、つらい別れがあるからこそ、新しい出会いが喜びを一段と大きくするのかもしれません。
出会いと別れの季節。
みなさんは、誰と、どこで桜を楽しむのでしょうか。
(佐々木 大輔)