ショパン

こんにちは。田口司法事務所です。

今年はショパンのメモリアル・イヤーです。テレビでもラジオでもショパンの音楽を耳にする機会が多いですね。今年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(熱狂の日)」のテーマもショパンでした。

ショパンといえば、思い出すのは法科大学院時代に音楽が好きな友人と集まって、勉強の合間におこなっていた試聴会のことです。
ある回のテーマはショパン。あまりショパンを好まないというある友人のために、各人お気に入りのピアニストのCDを持ち寄り、その友人に紹介するというものでした。
聴き比べに選んだ曲はピアノ・ソナタ第2番。
以下、その時の様子です。

「ショパンといったらホロヴィッツ。ホロヴィッツ好きでしょ?」
CDをかけて演奏を聴く。
「やっぱりホロヴィッツ良いね。でも、これはショパンを聴いたというよりホロヴィッツを聴いたという感じがする」
「そう?だったらルービンシュタインなんかどう?」
聴く。
「う~ん、ちょっと明るくて健康的すぎるような・・・。そうだ、祖国を思う熱い心を持った激情家としてのショパンを表現したような演奏はないかな?」
「それならアルゲリッチがいいんじゃない?彼女の演奏には野生動物のようなしなやかな力強さがあるよ。音楽を極限まで追い詰めるような激しさは、まさに激情家としてのショパンを表していると思うよ」
・・・・・・

 

このようにして、毎回話は尽きることなく、夜が更けていくのでした。

※あくまでも一介の音楽ファンによる自由な会話ですので、軽く受け流していただけると幸いです。

 

(佐々木 大輔)