新型コロナウイルスが猛威を振るい、感染者数が急増しています。
東京オリンピック・パラリンピックの延期も決まり、多くのイベントが延期あるいは中止されています。
その結果、経済的に本当に苦しい日々を送られている方々がたくさんいらっしゃることも存じています。
社会を覆う自粛ムードが、皆さんの心身を疲弊させていることも十二分に感じています。
それでも。
これ以上の感染拡大を防ぐためには、私を含め各人が、今一度、自らの行動を見直すことが必要でしょう。
「うつらない」ことはもちろんですが、「うつさない」ことをもっと意識しなければなりません。
軽率な行動を慎み、今できることを少しずつ積み重ねることが、自分の、誰かの、そして大切な人の健康や命を守ることになります。
「桜は必ず来年も帰ってきますが、亡くなった方の命は絶対に戻ってはきません」。
先日、NHKのニュースで取り上げられていた山中伸弥教授の言葉をしっかりと受け止め、責任ある行動により、一日も早く、お花見も旅行もエンターテインメントも、心から楽しめる日々を迎えられることを願っています。
今朝のお供、
オーネット・コールマン(アメリカのジャズミュージシャン)の『Dancing in Your Head』。
プリミティヴなエネルギーに満ち溢れた音楽で、少しでも元気を。
そして、音楽を愛した日本最高のコメディアンに捧ぐ。
(佐々木 大輔)
あっという間に月末ですが、今年もよろしくお願いいたします。
気がつくと1月ももう終わり。今年も12分の1が過ぎていきます。決してボーっと生きていたわけではないのですが、今日が何日で何曜日かも忘れちゃうような毎日を過ごしております。
誕生日プレゼントに頂いたスパークリングワインもまだ開けることができず、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートも録画したまま未視聴。これはせっかくなので頂いたスパークリングワインを飲みながら視聴したいものです。
今年の指揮者はアンドリス・ネルソンス。私と同い年。現在ウィーン・フィルと最も親密な関係を築いている指揮者と言われています。
今年生誕250年のアニヴァーサリーイヤーであるベートーヴェンの楽曲が演奏されるなど、例年のニューイヤーコンサートとは一味違ったプログラムとなっているとのこと。すでに視聴されたクラ友(クラシック音楽好きの友人)さん達の評判も上々のようなので、ますます楽しみ。
そういえば、先日、久しぶりにお店でCDを購入しました。しかも私にしては珍しくジャズのCDを。普段はレコードばかりをインターネットで購入しているので、直接CD屋さんに行くのも久しぶり。しかしながらその品揃えは寂しい限りで・・・。デジタル配信全盛の今にあっては仕方ないのでしょうね。時代の移り変わりを感じ、少し悲しい気持ちで帰路につきました。
ほかにパッと思い出せるのは、手帳用に使用している万年筆のインクを入れ替えたことくらい(毎年恒例?今年の色はパイロットの色彩雫「山葡萄」にしました)。
あ、もちろん、今月のシーガルクラブにて、秋田今野商店(麹菌の製造販売)の今野社長様から伺ったレクチャーの内容はしっかり覚えています。
美術館を巡ったり、花鳥風月を愛でたり、チコちゃんに叱られてもいいから、たまにはボーっと過ごしてみたい。
今朝のお供、
アート・ペッパー(アメリカのジャズミュージシャン)の『Art Pepper Meets the Rhythm Section』。
(佐々木 大輔)
はらはらと舞う雪が、秋田市にも冬の始まりを告げました。
私は(何度も言っていますが)夏よりも冬の方が好き。理由はいろいろですが、ひとつにはファッションの楽しみがあります。
冬は寒い分、重ね着をして過ごすことになるわけですが、手持ちのボルドー色のジャケットにイエロー色(あるいはマスタード色)のニットを合わせてみようかなとか、いつものトレンチコートに今年はこのマフラーを合わせてみようかなとか、組み合わせを考えるだけでワクワク。
そして冬は、何と言っても私が愛するレザージャケット達の季節でもあるのです。
中には人生の半分?をともにしたようなジャケットもあります。
先日、あるお店の店員さんとお話をしていて、私が「学生時代に買ったレザーのテーラードジャケット、未だにきれいに着られるんですよ」と言ったところ、「自分で着込んで体に馴染ませた服は、“流行”を意識しすぎず、自分だけのヴィンテージとして着続ければいいんじゃないですか」とのこと。まさに我が意を得たりと膝を打ったものです。
世の中には、古着屋さんでヴィンテージ物を探し、自分なりのおしゃれを楽しんでいる人がたくさんいる中、自家製ヴィンテージこそ(プレミアがつくような高価なものではなくても)一番の宝物であるというのが私の思いです。
件のテーラードジャケットは、流行からすると着丈が少し長め。だからといって、今風に着丈を短く詰めるつもりはなく、近年は“着丈が短いコート”として袖を通しています。
ただし、ストールのような小物、合わせるシャツやニットなどによって、up-to-dateさせることは必須。この匙加減がまた面白いのです。
若い頃はアヴァンギャルドな格好もしましたが、不惑を過ぎ、最近はクラシカルなデザインのものに惹かれるようになりました。
身も心も少し落ち着いてきたのかな。
最後に、おしゃれについての金言をひとつ。
おしゃれの本能というものは、手本がなくても、おのずから発明するものかもしれません。
―太宰治著「おしゃれ童子」―
今朝のお供、
THE YELLOW MONKEY(日本のバンド)の曲「アバンギャルドで行こうよ」。
あれ、選曲を間違えたかな?
でも、若いころの気持ちも忘れずに。
(佐々木 大輔)