アーカイブ:2012年7月

ドビュッシー

今年は作曲家ドビュッシーの生誕150年のアニバーサリー・イヤー。魅力的なCDがたくさん発売され、ドビュッシーの熱心な聴き手とはいえない私にとっては、ドビュッシーを知る良い機会になりそうです。

ドビュッシーといえば、「亜麻色の髪の乙女」(『前奏曲集第1巻』収録)や「月の光」(『ベルガマスク組曲』収録)といったピアノ曲、フルートの奏でる気だるい旋律が印象的な『牧神の午後への前奏曲』などは、きっと皆さんも耳にしたことがあるでしょう。

数ある名曲の中で、私が惹かれるドビュッシーの作品は、彼が完成させた唯一のオペラである『ペレアスとメリザンド』です。
私はこのオペラを、専らブーレーズ指揮コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団のCDで楽しんでいますが、ひんやりとして怜悧な演奏は、霧の立ちこめる森を彷徨うようなというよりも、森の中にひっそりと在る澄み切った泉に身を浸すような感触があります。
もう一曲挙げるとすれば、『夜想曲』。こちらは気分によって聴く演奏をかえますが、ハイティンク指揮コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏で聴くと、陰影が濃厚で、まるでレンブラントの絵画を観るよう。

クラシック音楽を聴く楽しみのひとつに、同じ曲を様々な演奏で聴き比べることが挙げられます。
アニバーサリー・イヤーを機会に、他の演奏でも『ペレアス』を聴いてみようと思っています。

 

今朝のお供、
桑田佳祐の『I LOVE YOU‐now & forever‐』。
10年振りのベスト盤。サブタイトルどおり、過去の名曲に加え、今を象徴する新曲5曲が収録されています。新曲のうち少なくとも2曲は、彼の新たな代表曲になるのではないでしょうか。

(佐々木 大輔)

さいかい

こんにちは。ご無沙汰しておりました。
今日から2週間に1回くらいのペースでブログを再開します。
お時間がございましたら、お付き合いください。

さて、私は昨日、法科大学院時代の友人と久しぶりに再会しました。
大学院生時代には多くの相談にも乗ってもらった恩人でもあります。
メールでのやり取りはしていたのですが、実際会うのは数年振り。
その方は人生の先輩でもありますので、友人と呼ぶのも恐れ多いのですが、いつも気さくに接していただいていたので、勝手ながら友人と呼ばせてもらいます。

仕事で秋田に来られたのですが、夜は一緒に秋田のお酒と郷土料理を楽しみました。「飛良泉」「和兆」「雪の茅舎」・・・日本酒が大好きな方なので、喜んでもらえたかな。
会話の中心は思い出話と仕事の近況報告でしたが(友人は現在、日本を代表するシンクタンクの主任研究員として働いています)、東京の第一線で活躍する友人の話には大いに刺激を受けました。

人との出会いはまさに宝物。
多くの優秀な人達と出会えた大学院生時代に改めて感謝します。
恵まれた環境に身を置き才能豊かな友人達と切磋琢磨した日々が、今の私を支えています。そして今もこうして付き合いが続いていることは本当に嬉しいことです。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
名残惜しかったのですが、再会を約束してお開きとなりました。
他にもお酒の美味しいお勧めのお店がありますので、また秋田にお越しくださいね。
私が東京に出掛けた際にはよろしくお願いします。
それでは、また。

 

今朝のお供、
PRINCESS PRINCESS(日本のバンド)の曲「Diamonds」。
再結成が楽しみ。

(佐々木 大輔)