ブラームスはお好き?
こんにちは。田口司法事務所です。
本日のブログタイトルは、サガンの小説から拝借しました。
「ブラームスはお好き?」と聞かれるまでもなく、私は大好きです!
特に冬の足音が近づくこの時期は、無性に聴きたくなります。
昨日はアマデウス四重奏団によるブラームスの弦楽四重奏曲を、レコードで聴くことにしました。
まずはレコードの盤面を丁寧に拭き、静電気を取り除いたら、心をこめて静かに針を落とします(この表現、死語!?)。
CDどころか、親指一本でクリクリっと操作できるデジタルオーディオプレイヤーが全盛の現代において、レコードというのはなんとも手間のかかる代物です。
しかし、レコードにしかない懐かしい味わいや音の温もりを感じることができるのも事実。両親が集めていたものを含め、私は今でもレコードを大切に保管しています。
アマデウス四重奏団の演奏は、4つの楽器によるものとは思われないほど重厚な響きを楽しめますが、それにしても、やっぱり渋い。
このような演奏には、深煎りのマンデリンコーヒーがよく合うのではないでしょうか。
心もオーディオも温まったところで、次は交響曲第3番。
ラックの前に立ってどの演奏で聴こうかと悩み、ふと窓の外を見ると、空は高く澄み切った青空。そこで取り出したのは、アバド指揮ドレスデン国立管弦楽団のレコードです。颯爽としたテンポによる演奏は、寒さで思わず丸くなりがちな背中もシャキッとさせてくれます。
ちなみに、交響曲第3番の第3楽章は、小説『ブラームスはお好き』を原作とした映画『さよならをもう一度』の中で使用され、一般にも知られる曲となりました。
今朝のお供、
サカナクション(日本のバンド)の曲「アルクアラウンド」と、RADWINPS(日本のバンド)の曲「有心論」をリピートで。
若くてユニークな才能に、いつまでも敏感でありたいものです。
(佐々木 大輔)