『六法』
こんにちは。田口司法事務所です。
先日、ふとした会話の中で、「モーツァルトの交響曲第38番って『リンツ』だっけ?」という話になり、「38番は『プラハ』だよ。『リンツ』は36番だね」と答えたところ、「どうやって憶えてるの?」と聞かれました。
しかし、これは特に憶えようとして憶えたわけではなく、好きで聴いているうちに自然と身に付いた知識なのです。
これは法律にもいえることではないでしょうか。
法律の条文の数は膨大で(民法だけでも1044条あります)、しかも毎年のように改正されますが、「売買は民法第555条」など、よく使う条文は自然と憶えてしまいます。
もちろん、法律は仕事で使うものですから、自然の成り行きにまかせてばかりいるわけではなく、憶えるために必死で六法をひいて勉強しています。
法律の改正・制定に合わせて知識をアップ・トゥ・デイトするため、私は毎年六法を買い替えますが、1年経つと書き込みやマーカーでボロボロになってしまうのです。
ところが、なんと!
所長の六法は私の六法よりももっと使いこまれているんです。
所長の机に置いてある六法を開いてみると(失礼しました)、書き込みだけではなく、図や表までびっしり!!
私もまだまだ修行が足りません。
思わず口ずさんだ曲、
Mr.Childrenの「終わりなき旅」。
(佐々木 大輔)